I.夜のカフェテラス展

夜のカフェテラス
フィンセント・ファン・ゴッホ 《夜のカフェテラス(フォルム広場)》
1888年9月、油彩・カンヴァス
80.7×65.3cm
クレラー=ミュラー美術館
©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo,
the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
2025920 202621
神戸市立博物館
2026221 510
福島県立美術館
2026529 812
上野の森美術館

神戸・福島・東京でファン・ゴッホの名作と出会う

ゴッホ 自画像
フィンセント・ファン・ゴッホ 自画像
1887年4月-6月、油彩・厚紙 32.4×24cm クレラー=ミュラー美術館
©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
ポスト印象派を代表するオランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)。現代でこそ世界的に高い人気を誇り、唯一無二ともいえる存在感を放つ画家ですが、その人生は困難の連続でした。深い苦悩に満ちた日々の中で、彼は困難に立ち向かう強さ、そして癒しと安らぎを芸術に見出します。私たちがファン・ゴッホの作品に魅了されるのは、作品のもつ美しい色彩や描かれたテーマだけではなく、そこから伝わる彼の苦難や絶望、そして喜びに心が揺さぶられるからではないでしょうか。
オランダのクレラー=ミュラー美術館は、ファン・ゴッホの作品を数多く所蔵しています。その質の高いコレクションは、偉大な収集家ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)が生涯をかけて築き上げたものです。本展では、その珠玉のコレクションから傑作《夜のカフェテラス》をはじめとする数々の作品が来日します。
2025年は阪神・淡路大震災から30年、東日本大震災から15年目という節目の年にあたります。神戸、福島、東京へ巡回する本展が皆様の心に寄り添い、そしてファン・ゴッホの芸術のすばらしさに触れる機会となることを願っています。
白い帽子をかぶった女性の顔
フィンセント・ファン・ゴッホ 白い帽子をかぶった女性の顔
1884年11月-1885年5月 油彩・カンヴァス 44×36cm クレラー=ミュラー美術館
©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
夕暮時の刈り込まれた柳
フィンセント・ファン・ゴッホ 夕暮時の刈り込まれた柳
1888年3月、 油彩・厚紙に貼ったカンヴァス 31.6×34.3㎝ クレラー=ミュラー美術館
©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
モンマルトルの丘
フィンセント・ファン・ゴッホ モンマルトルの丘
1886年4月-5月、 油彩・カンヴァス 38.1×61.1cm クレラー=ミュラー美術館
©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
ベンノ・テンペル館長

クレラー=ミュラー美術館
ベンノ・テンペル館長より

ファン・ゴッホは革新的な芸術家です。フランス印象派の影響を受けた彼の作品は、人間の感情や苦しみを芸術で表現する新しい方法を見出しました。彼は困難に満ちた人生を送りましたが、芸術によって、問題に立ち向かい、継続する力を見出しました。今日、彼の芸術は多くの人々に癒しと喜びをもたらしています。本展は、次世代を担う子どもたちが、ファン・ゴッホの代表作を実際に目にすることで、芸術に親しみ、驚きや感動を味わう機会を提供します。さらに、このような機会を提供することで、神戸をはじめとする日本の人々に元気と勇気を届け、未来に向けてより輝くための原動力となることを目指します。

クレラー=ミュラー美術館とは

クレラー=ミュラー美術館 外観
クレラー=ミュラー美術館 外観
©Kröller-Müller Museum/photo: Jannes Linders
クレラー=ミュラー美術館は、オランダ・ヘルダーラント州のデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園内にある美術館。約90点の油彩画と約180点の素描などからなる、世界屈指のファン・ゴッホによる作品が収蔵・展示されています。
ヘレーネ、アントン夫妻の写真
ヘレーネ、アントン夫妻の写真
1937年 クレラー=ミュラー美術館
©Photo Archive Kröller-Müller Museum
実業家のアントン・クレラー=ミュラーと、妻のヘレーネ・クレラー=ミュラーのコレクションを基に1938年に開設された美術館です。ヘレーネは、ファン・ゴッホが評価の途上にあった1908年からのおよそ20年間に、夫アントンの支えのもと、ファン・ゴッホの油彩画約90点と180点を超える素描・版画を収集しました。ヘレーネは作品がもたらす感動を多くの人々と分かちあうためにコレクションを公開、それがファン・ゴッホのゆるぎない評価につながっていきました。

開催概要

阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス

会期 2025年9月20日(土) ~ 2026年2月1日(日)
会場 神戸市立博物館
会館時間
9:30~17:30
  • 金曜と土曜は20:00まで
  • 展示室への入場は閉館の30分前まで
休館日
月曜日、12月30日(火)~1月1日(木)
  • 月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館。
主催 神戸市立博物館、 神戸新聞社、 産経新聞社、 関西テレビ放送、 博報堂DYメディアパートナーズ
後援 山陰中央テレビジョン放送、 岡山放送、 テレビ新広島、 テレビ愛媛、 高知さんさんテレビ、 テレビ西日本ほか
特別協力 クレラー=ミュラー美術館
企画 ハタインターナショナル

大ゴッホ展 神戸市記者発表
2024年7月23日

Next Exhibition (2027-2028) II.アルルの跳ね橋展

アルルの跳ね橋展
フィンセント・ファン・ゴッホ 《アルルの跳ね橋(ラングロワ橋)》
1888年3月、油彩・カンヴァス
54×64cm
クレラー=ミュラー美術館
©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo,
the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotink
20272 5月頃(開催確定後に公表)
神戸市立博物館
20276 9
福島県立美術館
202710 20281(期間確定後に公表)
上野の森美術館
I.夜のカフェテラス
20252026
II.アルルの跳ね橋
20272028
大ゴッホ展
Grand van Gogh Exhibition
神戸・福島・東京